サーバーに汗をかかせる働き方

■サーバーに汗をかかせる

世間で度々話題にあがる「ブラック企業」ですが、我々もある意味ではブラック企業だと考えています。といっても、正社員やアルバイトの方々に長時間労働をさせるのではなく、サーバー郡を酷使し「24時間365日休み無く働かせ続ける」という意味においてです。極限までサーバーに対して負荷をかけ、なるべくサーバーに仕事をしてもらうという事を徹底しているからです。

■真面目な経営者が起こす悲劇

飲食店や販売員・営業会社など、ヒューマンリソース次第の業態においては、ビジネスの構造上「長時間勤務」「連続勤務」に陥ってしまいがち。また価格競争の激しい分野においては人件費が一番のコストゾーンになるので、可能な限り安く、可能な限り長く働いてもらうというのが経営者が本能的にとってしまう行動です。とはいえ全否定もできません。顧客のことを考え、顧客が納得する価格に下げて行き、顧客満足度を追求していくような、真剣・真面目な経営者こそ陥ってしまう悲劇だと考えています。

■ヒューマンリソースよりシステムリソース

私達のビジネスモデルはコンテンツプラットフォームです。構築したシステムに業務委託として全国に複数のパートナー(いわゆるチャットレディ出演者やエージェント様)が、我々のシステムを利用して日々ビジネスを行っています。プラットフォームビジネスにおいて一番重要なのは、構築したシステムが24時間365日効率的に稼動している事であり、社内のスタッフが身を削りながら稼動し続ける事ではありません。21世紀を戦い抜いていく中で、IT技術を中心としたビジネス構造でないと、どれだけ真面目な経営者であっても「ブラック企業」と言われかねない世の中にありますので、私達にとってシステムリソースを最大化できるコンテンツプラットフォームビジネスの業態に身を置いています。

■過度な残業は無くとも業績は上がる

とはいってもノー残業で、全員が定時で退勤するというような状況ではありません。自らの取り組むミッションにより裁量がありますので、必要に応じて残業をしながら、クオリティや速度を保っています。平均残業時間は20時間以内になっており、夜通し作業をするや、土日関係なく作業するなどは発生しません。私達には、過度な残業と業績は反比例するという考えがありますので、いかにシステマチックに業務を行うかが、全社員に求められる動きとなります。

■非エンジニアでもエンジニア要素が身につく

私達の社風は営業会社ではありませんので、社内で罵声が飛び交う中で「テレアポ電話発信」などを行うメンタル的なハードワーク業務は一切ありません。その代わり、限られた時間の中で必要なデータを集め、成型し、自分の考えにまとめ、実行に移していくという知的ハードワークが必要です。それを継続するにはエクセルばかりを使っていては業務が効率化されませんので、PHPやJavaなどSQLと連動して動くプログラムを理解し、エンジニアと協議しあって、自動集計や自動生成などの業務改善を行うので、プログラムなどの知識が一切なくとも、「プログラムを使えば、何ができて、どれぐらいの工数で作れて、サーバーに対してどれぐらいの負荷がかかるのか」などの肌感覚で身につく職場でもあります。