評価制度

■制度の前にまず儲けを

前身の組織から含め弊社は16年ほどガムシャラに番組運営と組織運営を行ってきました。もちろん給与体系なんて存在しません。それよりも、今日・明日会社が存続していく為に必要な施策を打ち続けていかなければいけない状態で必死にやってきました。そういった中で、運営サービスの成長に伴い、ここ数年は安定した経営基盤になりましたので、更なるステージを目指すため、新たなメンバーを集めていく為に評価制度を策定するリソースが生まれてきています。

■お給料を決める為だけの仕組みではない

評価制度といっても私達の考える制度は社員のお給料を決めるためだけのものではなく、制度を通じて人を育成していく為のものだと考えており、制度設計をしております。結果として成長した方は待遇アップという形で還元されますが、あくまでビジネスパーソンとしての成長を促進するための制度であるべきだと考えています。

■のび太プロジェクトという名前

「人事評価制度・賃金制度」など堅い名前にせず”のび太プロジェクト”というそのものの目的を名称に取り入れてポップなフィーリングになるよう工夫しております。誰しもが自分のスキルが伸びる為のプロジェクトに参加しているスタンスであるべきと考えているので、世界観は重要視しています。

■行動目標と数値目標

のび太プロジェクトにおいては「行動目標」「数値目標」の2軸の達成を目的としており、各個人が組織の価値観に基づき考えた内容を直属の上司と握り合って半年単位で取り組みます。自ら設定した目標と、それに対するフィードバックを十二分に行い、自己評価と他者評価のズレを埋めていく地道な作業になります。客観的な視点と継続的に取り組む努力をしておく必要はありますが、成長に欠かせないポイントと考え、全社員が取り組んでおります。

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■ルールが明確になったフェアな環境

達成状況はすべてポイント化されポイント制により昇給(当然減給もありうる)の度合いが決まります。尺度は事前に明確になっており全社員に対してオープンになっておりますので、クローズドな部分で決定されることはありません。今求められている課題とそれに対する取り組みの内容が決まり、それを達成するとどう変化するのかを明確にしてからスタートする事は、エネルギーを最大化する上でとても重要です。

■お金より大切な事がある

戦後混乱期から失われた20年を経て、世の中は次の世代へ変わってきております。漠然と「不況」という認識はありつつも、食べることに困ったり・明日生きていくことに不安を感じる部分はありません。そういった中で本当の意味で活力を生み出すのは「お金から生まれる物理的豊かさ」ではなく、「社会の中でどのように役に立っていくか」という「精神的な繋がり」や「自己への肯定感」だと考えております。私達は大企業が行うようなビジネスモデルではなく、中小企業だからこそ行えるニッチな領域です。サービス運営を通じて「全国の地方都市に仕事を創出する」というミッションを掲げ、それに対して”一個人としてどこまで貢献できるか”というポイントを掘り下げ社員のポテンシャルを引き出していく、そんな組織の考え方でありたいと思っています。

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