デザイナー制作環境
■ユーザーインターフェイス向上が改めて求められる時代に
私達はパソコン全盛期の時代からライブチャットコンテンツを作ってきました。WEBのデザインのトレンドは時の流れと共に移り変わって行きますので、その中で強く感じるのは、デザインは生き物だという事です。様々なデバイスが生まれ、画面サイズも使い方も進化をし続けていきます。特にスマートフォン誕生以降、ユーザーインターフェイスの重要性が更に高まっておりますので、小さな画面でより多くの「楽しさ」を伝えられるかがデザイナーの腕の見せ所ではあります。秀逸なUIは技術的な部分での支えが必要です。良い技術があって初めて洗練さた使いやすいインターフェイスを提供できますので、デザイナー陣もプログラマーとの対話を通じて「見せたい部分を押し出す」「無駄を省く」の取捨選択が求められます。
■ユーザーの欲求に刺さるよう意識する
我々は少しでもお客様にとって使いやすいコンテンツになるために、大手サービスなど様々な優れたデザインから学んでおります。独自で独創的なアイデアを考えるよりも、既に評価を受けている作品からインスパイアされた形で自社コンテンツに落とし込む方が結果として顧客満足度に繋がると考えているからです。とりわけ、エンターテイメントを提供しているサービスになりますので、アダルトコンテンツである以上ユーザーの3大欲求(の中の性欲)と隣り合わせになります。単純にシンプルであることや、論理的に使いやすいだけでなく、欲求に刺さる「何だか楽しいワクワク感」を演出するため、あえて賑やかなゴチャゴチャしたデザインにする事もあります。
■クオリティを保ち続ける体制
日々膨大なコンテンツのデザイン業務を行う上で、クオリティを保ち続けるには役割分担は重要です。一言に「WEBデザイン」といっても細部を見ていけば様々な役割で構成されています。弊社では、UXデザイナー・コーダー・フロントエンドエンジニアと大きく3つに分けて業務を進めています。それぞれの分野におけるスペシャリストが自らの能力を最大限発揮できるよう、密なコミュニケーションをとりながら、1日でも早くユーザー様にお届けできるよう制作を行っております。また、クリエイターの大半はMacPCを使い、常に最新のソフト(AdobeCCやSketch)を活用しています。また、スペックが低く書き出しに時間がかかる、作業ファイル展開に時間がかかるなど、制作上のロスを限りなく減らすために、ハイスペックなPCを充足させています。
■内製だからできるワークフロー
私達は、クリエイターの創作意欲はとても重要だと考えています。創作意欲を削ぐ要因として「とにかく、言われた通りに作っておいて」という台詞です。制作会社における短納期の単発プロジェクト単位だとこのようなワードが多く出現します。10年以上運営していくコンテンツにおいて長期的な目線に立ってユーザーインターフェイスに議論を重ねて制作を行っております。もちろん、ビジネスですので無尽蔵に時間があるわけではありませんが、デザイナーも企画者と入念に打ち合わせを行い「課題や目的」からデザイナー自らがデザイン案として逆提案していく事が求められます。安定した経営基盤のもと、自社サービスを運営する会社にこそできるワークフロー。自らのアイデアをサイトに投じたいと思う優秀なデザイナーと長期的に仕事を共にするために大切にしている風土です。
■実際のユーザーと対話しながら作る
大阪のオフィスでは定期的にユーザー(この場合は女性出演者)と対話する機会を意図的に設けています。アンケートなどでは出てこない細かな要望や潜在的な問題などを掘り起こし、コンテンツに反映していくことを目的としています。
また、そうすることでクリエイターの創作意欲を120%引き出すことができると考え、社内だけでなく社外の方を巻き込んでインターフェイスに関して議論を行います。