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社長ブログ

アジア圏の視野で考えると可能性が無限大に広がる。

中国のLive配信サービス業界がここ4~5年でとてつもない規模に成長しています。

一説には、年間2000~3000億円規模と日本の10倍以上のスケールになっていると聞きます。

その背景には、ITインフラ拡充及び爆発的なスマホ普及がベースにあり、かつソーシャルゲームにも似た「自己顕示欲」「世の中との繋がり」を満たせるエンターテイメントとしての要素が見え隠れします。

 

ITや不動産ビジネスで成功し富を成り上がりプチ富豪達が、ゲームではなくLive配信の配信女性に対して高額なチップを提供する実情が語られています。http://toyokeizai.net/articles/-/171338

 


高額課金ユーザーとは反対側にある「高所得配信者」に関する記事も存在しています。日本ではあり得ないような年収5億円というとてつもない収入を稼ぐパフォーマーが存在しています。https://www.businessinsider.jp/post-100336

 

 

課金額も報酬額も全てが日本のスケールの10倍。私達も古くからライブ配信事業は展開していただけに、広義の意味では弊社の同業態になる為非常に関心がありましたので、7月に上海まで飛んで中国Live配信事業者数社と情報交換をさせて頂きました。その時に感じた事などを今回ブログとして記載させてもらいます。

 

 

Eコマースも巻き込んで成長し続ける中国Live配信業界


 

 

「YY.com(http://www.yy.com)」

中国Live配信最大手の「YY」さん。

 

米NASDAQに上場している年商1000億円を超える大企業。

2005年からサービス展開しており、いわゆる「ギフティング(参加は無料で気に入った相手にポイントを贈る機能)」で大半の収益が発生しています。

 

年商推移

2012年 131億円
2013年 291億円
2014年 587億円
2015年 942億円
2016年 1312億円
※1元=16円換算

 

ここ数年のスマホの爆発的普及を背景に、売り上げが4年間で10倍と急拡大を遂げています。決算報告資料はコチラ http://investors.yy.com/

 

 

主には中国人女性がLive配信を通じてエンターテイメントを提供しています。中国は法的規制からアダルト配信が許されていませんので監視も厳しく、猥褻な内容が配信されることはほぼありません。そのため、歌ったり踊ったりなどする様子を楽しむというものですが、「なぜ、そんな事で1000億円の年商になるんだ?」と懐疑的ではありましたが、よく観察しているとユーザーの心をくすぐる工夫がいたる所に散りばめられている。

 

人気女性になると、同時で20万人ぐらいの視聴者に配信しており、その中でユーザー同士が競い合うようにギフティング(チップ)を送って、自分の存在感を示していく。女性も愛想良く反応するので、ついつい加熱競争になり高額なギフティングレースへと発展する。運営側もそれを助長させるようにギフティング時のビジュアルデザインは華やかで刺激の強いUIになるよう工夫されている。さながら日本のパチンコ業界の様相。

 

ある女性配信者に対して真珠(高額なギフト)が連打されている様子です。Live配信サイトですがそのLive映像を覆い尽くすような勢いでアイテムが出現し、同時に配信を視聴しているユーザーに見せ付けることができます。(派手過ぎて日本人の感覚ではやり過ぎかなと思ったりもしますが・・・。) コチラのサイトは6.cn (https://www.6.cn/)

 

 

EコマースもLive配信を活用し活況

 

中国Eコマースの大手「タオバオ-Taobao.com」もEコマース要素を含んだLive配信サービス(淘宝直播)を行っており、売り上げを急拡大している様子。

主にはモデル級の方が出演しており、彼女達がインフルエンサーとなってアパレルなどの商品をガンガンPushしていく。Live視聴者は他のユーザーの購入意思決定に刺激され購買意欲が高まっていく。

2時間の生放送で3億円を売り上げるような商材も存在するようです。

 

録画した動画をアップロードするYouTubeよりも一歩進んだインタラクティブ(対話可能)な形で商品を紹介していき、他のユーザーの購入意思決定(注文状況)が常に共有されていますので購買意欲も更に高まるのかもしれません。日本の「SHOP CHANNEL」のそれに似てはいるが、それに中国独自のエッセンス(スマホを活用し小規模事業者でもLiveEC配信が可能など)が詰まっておりその規模も桁違いです。

 

 

アジアの競合を意識し学び取り入れる。


弊社の「エンジェルライブ」のサービス開始が2001年ですが、上述のYY.comは2005年と私たちの4年後からのスタート。とはいえ、いつの間にか圧倒的な差をつけられ、異次元のコンテンツへと成長しています。私をはじめ多くの日本人は「IT=アメリカ」と無条件に定義づけますが、今後においては中国も注視すべき対象だと痛感しました。

 

 

アジアにおける大学ランキング

新しいビジネスが生まれ加速していく背景には、必ずそこに優秀な人材の存在があります。周知の通り、アジアの大学においてはもはや東大はNo.1ではありません。優秀な学生はシンガポールや中国/香港に集中しています。

 

1位 シンガポール国立大学(NUS) シンガポール
2位 北京大学 中国
3位 清華大学 中国
4位 南洋理工大学 シンガポール
5位 香港大学 香港
6位 香港科技大学 香港
7位 東京大学 日本
8位 韓国科学技術院(KAIST) 韓国
9位 ソウル大学 韓国
10位 浦項工科大学校(POSTECH) 韓国
11位 香港中文大学 香港
12位 香港城市大学 香港
13位 成均館大学校(SKKU) 韓国
14位 京都大学 日本
15位 中国科学技術大学 中国
16位 復旦大学 中国
17位 香港理工大学 香港
18位 上海交通大学 中国
19位 浙江大学 中国
20位 高麗大学校 韓国
21位 ヘブライ大学 イスラエル
22位 テルアビブ大学 イスラエル
23位 キングアブドゥルアズィーズ大学 サウジアラビア
24位 国立台湾大学 台湾
25位 南京大学 中国
26位 東北大学 日本
27位 インド理科大学院 インド
28位 コチ大学 トルコ
29位 延世大学校 韓国
30位 東京工業大学 日本

※出所 英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)における、アジア大学ランキング

 

これらの大学に集まる莫大な寄付により最先端のコンピューターサイエンスが研究され、ビジネスエリートが排出されていく事実に目をむけると、中国のITが日本よりもスピーディーに発展していく可能性が高い考えるほうが自然。

 


 

先日、私のブログ「ベトナム人とはいえ、人は人。語り合えば必ず通じるもんがある。」で記載した通り、弊社はベトナムオフショアの開発拠点を有して開発等をスピードアップしております。日本のエンジニアも優秀ではありますが、ベトナム人も負けじと相当優秀です。お国柄もありますが、若者が多く、ほぼ皆がITの成長ブームにのっかり収入を高めていきたい野心ある方が多い。

そういった方々と一緒に仕事をしつつ、傍らで中国IT発展状況などを見ていると以下を強く意識していきたいと考える。

 

 

「日本の強みを再定義し、アジアの競合から学び・取り入れる。」

 

「アジアのリソース(人材)をフル活用する。」

 

「アジアのマーケット(販路)をフル活用する。」

 

「3つが噛み合えば可能性が無限大に広がる。」

 

 

今の日本の現状を嘆き悲観的になる必要は無いと思っています。越境ECやインバウンド需要など、まだまだコンテンツとして価値のあるサービスは日本から世界(アジア)へ発信していける。そして可処分所得をもった方々によりそれらを消費してもらう事で経済が回る。アジアの一員として、自分達(日本特有)の強みを生かした立ち回りをする事で日本の存在感はまだまだ高められると思います。

 

私達はこれからアジアを舞台に活躍できる会社(組織)を作り中長期に渡って成長をし続けたいと思います。

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